明晰夢を成功させる究極のテクニックである二度寝法について紹介します。これは、明晰夢研究の第一人者であるスタンフォード大学のスティーブン・ラバージ博士がたび重なるなる実験によりたどり着いた明晰夢メソッドです。

レム睡眠とノンレム睡眠

通常、人が眠りにつくと、まずノンレム睡眠という深い眠りに落ちていきます。ノンレム睡眠時は脳の温度は下がり、心拍のテンポは遅くなり、眼球は上を向いたままになりほとんど動きません。このノンレム睡眠時には夢を見ません。夢を見るのはレム睡眠と言われる浅い眠りの時です。レムとは急速眼球運動(Rapid Eye Movement)のことです。レム睡眠のとき、筋肉は弛緩状態ですが、脳は覚醒に近い状態で活動し、まぶたの下で目がキョロキョロと動いています。

睡眠周期表

最初のレム睡眠は寝付いてから60〜120分で出現します。以後レム睡眠は平均して約90分周期で、一晩に3〜5回ほど出現し、明け方になるほど長くなっていきます。二度寝法では、このレム睡眠サイクルのうち、明け方の長いレム睡眠を狙って二度寝します。

二度寝法のやり方

  1. アラームをセットして寝る
    6時間後に起きるようにアラームをセットして寝ます。
    もしくは、
    いつも習慣的に起きている時間の1時間前にアラームをセットして寝ます。
  2. 起きてから30分〜60分過ごし、もう一度寝る

    アラームで起きたら、布団から出て、30分から60分程何かをして過ごしてください。

    もう一回寝ます。

これを行うと、寝入りばなにいきなりレム睡眠がやってきます。十分な睡眠を取ったあとに、二度寝をすることで入眠時にレム睡眠が起こるのです。さらに、習慣的にレム睡眠で夢を見ているはずの時間に一度起きて脳を刺激したため、夢の中で意識が覚醒しやすくなります。このレム睡眠でみる夢は「今、夢をみている」と気付きやすくなります。

30分から60分起きるというのが、とても重要なポイントです。ラバージ博士の研究によると、二度寝して5分後に寝たケースと、30分から60分起きてから寝たケースを比較すると30分から60分起きていたほうは、明晰夢を見る確立が15倍から20倍に上がったとのことです。

ラバージ博士が主催する研究所で定期的に開催されている明晰夢ワークショップでは、この朝方の睡眠中断を、最も大事な必須条件としてスケジュールに組み込んでいます。結果、多くの参加者がこのワークショップではじめての明晰夢を体験するそうです。

明晰夢をみることができれば、明晰夢経由からの体外離脱をすることができます。さらにこれと同じセッティングで、ローリング法を使った体外離脱や、イメージ法使った体外離脱の成功率を爆発的に高めることができます。

私も明晰夢にチャレンジするときは、毎回二度寝法を実践します。睡眠時間を8時間ほど確保し、まず寝てから6時間後に起きて、明晰夢サプリを飲みます。そして、柔軟運動をして30分程過ごし、明晰夢のためにもう一度寝ます。スマホにイヤホンをつけてバイノーラルビートを聴きながら瞑想をし、意識を落としていきます。金縛りが起こったらローリング法で夢の世界に入ります。もし寝落ちしてしまっても毎回確実に夢の中で「今夢を見ている」と気が付くことができるので、その夢は明晰夢に変わります。

この二度寝法は初心者でも上級者でも活用できるとてもとても重要なテクニックです。ぜひみなさんの訓練にも組み込んでみてください。